現場の反応は?
みらいVision設置高校で進路指導の先生に直球質問!
自然な形で生徒に進路の意識づけができると思います
———みらいVisionの導入について、経緯を教えていただいてもよろしいでしょうか。
【鷲尾】 そもそも、生徒が進学先を知る方法が変わったと感じたことがきっかけですね。今はもうデジタル社会が進んで、情報が溢れていますよね。学校としても、紙媒体やハガキでやりとりする時代ではないだろうと思うようになったんですね。全国から紙媒体をたくさん送ってもらいますが、校内に置く場所もなかなか限られていますから。
———私どもも20年以上紙媒体に携わっておりますので、ニーズの多様化を感じているところではあります。
【鷲尾】 WingBoxは設置場所が廊下や進路室前に固定化されているのでまだいいんですけど。ともかく、そんな考えがずっとあったものですから、デジタルサイネージは生徒へ自然な形で進路に対する意識づけができるなと思いました。そこで気になる学校を見つけた生徒は自分で調べればいいので、きっかけ作りに最適だろうと。
———生徒に進路を考える機会の提供手段としてみらいVisionの導入を決めていただいたわけですね。
【鷲尾】 そうです。駅や電車の看板広告がサイネージに入れ替わったことと印象は同じです。壁のポスターを見るよりも、いろいろ切り替わって出てくるサイネージのほうが「ああこういうのもあるか」って気付くきっかけになるんじゃないかと思います。
本校がターゲットの大学さんから積極的に広告を配信してほしいですね
———導入後のご評価はいかがですか。
【鷲尾】 大学の広告が流れるだけじゃなく、画面の上の方を学校が自由に使えるのが非常に良いと思います。掲示板として活用していますが、働き方改革を進めるという意味でも、教員が生徒に告知する手間を省くことができています。
———先生には、以前赴任されていた長岡向陵高校でもみらいVisionを導入していただきました。どのようにお使いいただいておりましたか?
【鷲尾】 前任の長岡向陵高校では3年生の教室の前にサイネージを設置しました。模擬試験の時間割や、3年生に向けたメッセージとか、そういう使い方をしていました。現在の明訓高校でも共通テストまでのカウントダウンを表示させています。だから学生がサイネージを見る機会は案外多いんじゃないかな。
———現在流れている広告についてはどうお考えでしょうか。
【鷲尾】 いいですよ。今年は新潟の大学さんより関東の大学さんが増えましたね。今後も県内・県外に関わらず、本校をターゲットにして下さっている大学さんから積極的に配信していただきたいですね。
———現在はデジタルサイネージをどちらに設置されていますか。
【鷲尾】 本校は生徒玄関の渡り廊下に設置しています。体育館に行く生徒も通るので歩いているときに自然に目に入ってくる、という狙いです。そうして年間通して放映していれば、何かしら見るだろうと。
———最後に、高校現場のデジタル化についてお聞かせください。
【鷲尾】 タブレットは県立・私立の垣根なく学校に浸透しています。今後は進学先の情報把握にも紙媒体とデジタルの組み合わせがますます重要になっていくでしょうね。